高血圧の検査をする様子
高血圧治療薬に用いられるノルバスクはアムロジピンを成分としており、高い血圧を正常に戻す働きがあります。また、高血圧だけではなく狭心症の治療薬としても使用されております。当サイトではノルバスクの効果・副作用について皆様に詳しくご紹介していくので、服用前に参考にしてください。

ノルバスクの適応症である狭心症はどんな病気?

狭心症は心筋梗塞と並ぶ虚血性心疾患のひとつであり、心臓の栄養血管である冠動脈が狭窄(狭くなること)し血液の流れが阻害されることによって胸痛などの痛みを伴う発作を引き起こす疾患です。
狭心症をもたらす原因としては主に動脈硬化の関与が挙げられます。
動脈硬化が生じる要因は加齢によるものなど様々あります。
この動脈硬化に加えて心臓の冠動脈の血管壁にコレステロールなどが蓄積してくると血管の内径が狭窄して心臓全体へ十分な血液が供給できない状態、すなわち虚血をもたらしやすくなります。

このような機序から引き起こされやすい狭心症の発作に伴う症状の主なものとして、胸部の圧迫感や痛み、不快感の他に左肩の凝りや痛み、首の締め付け感などが現れることがあります。
しかしながら場合によってはこれらの症状がはっきりと現れないこともあります。
なお典型的な狭心症の発作は運動時に生じて安静にすると回復することが多いです。
発作、症状の現れ方から幾つかのパターンに分類されており、代表的なものとして安定型狭心症、安静時狭心症、異型狭心症、不安定型狭心症の4タイプが挙げられます。

安定型狭心症は安静時には見られず、運動やストレスなどによって胸痛や不快感といった症状が現れるタイプのものです。
安静時狭心症は動脈硬化の生じ始めの時期に起こりやすく、安静時に冠動脈の一部に痙攣が生じることで症状が現れるタイプのもので、睡眠中の明け方に起こりやすい傾向にあります。
異型狭心症も冠動脈の痙攣に起因するものですが、明らかな動脈硬化などの異常が無くても症状が現れるタイプのもので、睡眠時の明け方やリラックスしている時に起こりやすいという傾向があります。
なおこのタイプでは心電図において特徴的な変化が見られると言われています。
不安定型狭心症は発作の頻度や強さが不規則で軽い運動や安静時においても症状が現れ、発作の持続時間も長いタイプのものです。

上記のように狭心症には様々なタイプのものがあります。
特に不安定型狭心症においては冠動脈の血管の内径が狭窄していることに加えて、蓄積したコレステロールに起因するプラークが崩壊して血栓が形成されたり血管の痙攣が生じやすく、心筋梗塞へ移行しやすい可能性があるものとして注意が必要になります。

狭心症の予防・治療法は?

狭心症は症状によっては心筋梗塞など深刻な疾患を引き起こすことに繋がるリスクがあることから、症状の改善や心筋梗塞などを引き起こさないようにするための予防や治療を行っていくことが重要となります。
まず予防法についてですが、狭心症を生じさせる大きな原因が動脈硬化であるということから、動脈硬化に繋がる要因を除去もしくは減らして行くことが重要で、そのためには日常における生活習慣を見直していくことが必要であると言えます。

予防方法として基本的に重要なこととして血圧のコントロールが挙げられます。
血圧が高いと心臓に負担がかかり動脈硬化を助長させ症状を悪化させる要因となり得るため、血圧コントロールを目的として禁煙をはじめ塩分や糖分、脂肪の過剰摂取に注意してバランス良い食事内容にすることが重要です。
食事内容を見直すことは、コレステロールの蓄積によるプラーク形成を抑えて血管の狭窄を予防することにも繋がります。
またストレスをかけ過ぎないようにすることや、適度な運動を取り入れることも重要となります。
なお狭心症の発作は突然起こり得るものであるため、胸痛などが強い場合には早めに病院を受診するといったことが予防の観点からも重要です。

このような予防法と併せて、症状により定期的な受診もしくは病院での治療が必要となることがあります。
具体的な治療の目安は血管の狭窄の程度によるものとされており、治療方法としては主に薬物治療、カテーテル治療、手術の3つが挙げられます。
薬物治療は血管の狭窄が軽度であればニトログリセリン(硝酸薬)で血管拡張を促したり、β遮断薬で交感神経の興奮を抑制して血圧や脈拍の上昇を抑えます。
また狭窄が2箇所程度あるものではカテーテルを挿入して血管を拡張させておくためのステントという金網を留置する手術が行われます。
さらに狭窄が複数個所あり、血管の硬化やプラークによる血栓のリスクが高いなどの場合においては、胸や胃の動脈を用いた冠動脈バイパス手術が行われることがあります。

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